2011年8月21日 星期日

油症問題の同時代史的考察:予防原則と系譜描写の前景(4)



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      台湾油症受害者支持協会が掲げる政府への請願項目には、「油症被害者の判断基準を定め、其の身分を確立する(第二、第三世代を含む)」ことが謳われている。ここに
「判断基準」の設定が掲げられているのは、もとより「支持」活 動の所期目的が行政的な「措置」と連続しているからである。だとすれば、人々を篩いにかける「判断基準」が、其の「次世代」からではなく、被害者「支持」を謳っている法人組織から要求されるで事に注目しなくてはならない。「第二、第三世代」に与えられる所謂「身分」とは、現代の「平等」社会を肯定的に受け入れてしまっているわたしたちに何を問いかけているのだろう。



      台灣油症受害者支持協會在對於政府的請願項目中言明:「建立油症受害者判斷之基準,以確立其身份(包括第二代及第三代)。」這一條文之所以需要設定「判斷基準」是因為「支持」活動的目的,直接連續於行政「處置」之緣故。倘若是如此,我們必須留意,需要篩選人們的「判斷基準」的主體,並非是受害者的「後代」,而是倡導「支持」受害者的法人組織。今日,理所當然地認為活在「平等」社會的我們,又將如何理解並給予後代「身分」的時代意義?



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