出版不況で雑誌の休刊が相次ぐ日本。インターネットの普及をその要因だと解するのも結構ですが、社会・人文学系の雑誌に関していえば、お決まりのその「体裁」主義と、狭隘な「実体」論の限界について、今まさに自身でどれだけ省察できるかかが問われているのではないのでしょうか？このほど、その思考の契機と成る論壇内容が「台湾」で出版されることとなりました。主な内容は、今年の四月に挙行されたある講座と討論等を集成したものですが、言説の全てを漏れなく活字にしている点だけをとってみても、社会的な意味が何なのかよく分からない所謂「論文」羅列のセクト的学会誌とは異なり、該誌（第六期増刊号）では、認識主体の前に横たわる現在の歴史を、多元・多層的に直視しつつ、思考を続けることの重要性を史料として提供しています。目録は以下の通り。購入の問い合わせは：http://www.ylib.com/search/ShowBook.asp?BookNo=LAA01
亞洲作為抵抗線的問題意識 子安宣邦思想論壇 東亞世界與儒學 楊儒賓、祝平次、何乏筆、子安宣邦 子安宣邦專訪 他者視點與方法：子安宣邦教授訪談 劉紀蕙、子安宣邦，戶倉恆信口譯 布置的概念 傅柯的「布置」觀念 Alain Brossat著，洪菁勵譯
《文化研究》最新出版：第六期增刊（2008年夏）子安宣邦專輯
思想的抵抗線何在？：子安宣邦的方法與外部視角(序論) 劉紀蕙
「近代的超克」論序章：昭和意識形態批判 子安宣邦著，董炳月譯
日本近代批判與「奴才論」的觀點：竹內好與兩個魯迅 子安宣邦著，賴俐欣譯
「近代的超克」與戰爭的二重性：竹內好與「永久戰爭」的理念 子安宣邦著，林鍵鱗譯
近代日本對抗軸——亞細亞主義：日本近代史與戰爭的二重性 子安宣邦著，林鍵鱗譯
「亞洲」這條抵抗線的可能性：省思東亞的近代 子安宣邦著，賴俐欣、林鍵鱗譯
戰後日本論：從沖繩看起 子安宣邦著，沈啟鴻譯
何謂「戰後日本」？ 陳光興、子安宣邦
記憶的政治學：評子安宣邦《何謂「近代的超克」》 趙京華
我讀子安宣邦〈戰後日本論：從沖繩看起〉 上里賢一
再談子安宣邦的方法 祝平次
由「以中國為方法」談起 林志明
省思「東亞的近代」的必要性：從子安宣邦的「來台」意義談起 戶倉恆信
子安宣邦教授著作目錄 林封良、林郁曄整理，孫軍悅譯
部署的系譜學及其不滿：評阿岡本《什麼是部署？》（書評） 楊成瀚
被遺忘的一九三七疊在歷史皺折裡的追悼：
《被遺忘的一九三七》觀後感（影評） 吳哲良
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