2009年5月30日 星期六

「東亜視野中的日本武士道與文化国際学術研討会」とは何なのか

先輩諸氏が「大真面目に」企画をされ、それに「参加する」ことの意義を説かれ、そして毎度お互いの「博識」を賞賛されておられる「東亜学術検討会」ではあるが、そこには常に歴史的フレームと主題の鮮度との相関という、省察されることのない問題が存在している。来る三月七日、本学内で東亞視野中的日本武士道與文化國際學術研討會』という胡散臭い会議が催される。これを歴史的フレームからいえば、そもそも「東亜」とは何であり、「視野」とは何なのか、そして「東亜」が「視野」としてなぜ成立し、それと「日本」がどういう関係にあって、そこから「武士道と文化」を捉えることで、どういう「国際」的な「学術」の意味が生産されるのか、という議題に措定されている構造には、誰も言及しないと思われる。また後者の、即ち主題の鮮度から前者の関連について言えば、例えばプログラムに『三島由紀夫と『葉隱』-現代日本人が實踐した武士道』というのがある。だが、そこでは「三島由紀夫」と「現代日本人」という概念がどう関係づけられ、そして『葉隠』というテクストと「武士道」の「実践」とが、「東亜の視野」からどう考えられ、それが何故「国際」的に検討に値する「学術」なのかについて、やはり誰も触れないのではないかと思われる。もちろん、これは私が史料や議事録を全く入手しないうちから勝手に考えている「仮説」に過ぎない。だからこそ会議の行われる前に、私によってこうして「思われる」のである。しかしその当否は来る三月七日に実証される。「東亞視野中的日本武士道與文化國際學術研討會」とは、一体何なのか、そして開催の意図が何なのか、私は全く知らないし、特に知りたいとも思わない。あえて知りたいとすれば、プログラム中の「3」「4」との互恵関係が、どのような「解厳以来の台湾の武士道精神文化」によって「実践」されるのか、ぐらいであろうか・・・。そのようなことを知りたいと「思われる」方は、主催者のホームページからメールで直接問い合わせされるとよい。但し、議事録は一切公開されないと「思われる」。 なお、本会議の参加者とは、「東亜系」の学生に限られるのだそうである。しかし、何故そのような「入場制限」を設けるのかについての理由説明はない。ちなみに、主持人は黃俊傑、張崑將と記されている。

 


主辦單位 :台湾大學東亞經典與文化研究計畫

協辦單位 :台湾師範大学國際與僑教學院東亞文化
發展學系

舉辦日期 :200937
 

會議地點 :台湾大学
農化新館五樓第四會議室 

議程: 

1.   蔡振豐:中國武道中的傳統思維 葉國良評論

2.   鄭墡謨:從東亞局勢變動看高麗到朝鮮的由武到文的轉變 林月惠評論

3.   江燦騰 : 解嚴以來台灣的武士道精神文化 張崑將評論

4.   張崑將從近世到近代的武士與商人倫理之轉變 江燦騰評論

5.   金培懿:黃昏、隱劍、一分山田洋次電影中的武士道與庶民美學析論 
簡曉花評論

6.   劉士永:武士刀與手術刀 
陳培豐評論

7.   John Tucker 
"Inoue Tetsujiro (1855-1944) and the Invention of Bushido” 張崑將評論

8.   藍弘岳:文明與武士道――福沢諭吉的文明論中之武士論述試析 佐藤鍊太郎評論

9.   藤井倫明三島由紀夫與葉隱-現代日本人所實踐的武士道 佐藤鍊太郎評論

10. 陳繼東:在中國發現武士道-梁啟超的嘗試 藍弘岳評論

11. 韓東育:關於武士道的生死價值觀 林鎮國評論

12. 何燕生:禪宗與武士道被發明的傳統 林鎮國評論

13. 田世民:近世日本社會與武士道 金培懿評論





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