2009年3月11日 星期三

「記者の目」とは何か:ウナギの「偽装」報道を通じて(上)


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      本稿は、食品に関する「問題」認識に端を発して議論される「食の安全」について、常時そこに想起され、そして実際に言及され、その結果ますます硬化してゆく産地間の対峙構図、また「消費者」が日々行っているとされる価値判断の成り立ちを考えてゆこうとするものです。そこで筆者は、まず食の安全という概念にカッコを付し、無条件に「安全/危険」を論述の前提に据えるのではなく、『新聞』を用いてその形成過程を紐解くという手順を通過させました。言い換えると、ある「問題」認識に対する価値判断を、特定の識者や権威の「知識」に委ねてしまうのではなく、逆に『新聞』に著される知識を用いて、「食の安全」が抱えている本質的な問題が何であるかを考えることに重点を置いたいのです。其処から浮き彫りになったものとは何だったのでしょうか。それは即ち、「事実」の報道が変質した、「報道の事実」というプソイドだったのです。 

       なお、本稿は『食品と科学』(12月・1月号)に掲載されるものですが、該誌では『専門誌』の立場から「食品事件を掘り下げる」という特集を組まれ、「問題」に接近されています。詳しくは:http://www5d.biglobe.ne.jp/~food/fs0812.html 


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